SNSに新たなコミュニケーション体験を仕掛ける『Plaly』の挑戦。

SNSというものが私たちにとって一般的なものになってはや数年。今ではSNSに触れない日は無いと言っても良いくらいだろう。それくらい、SNSというものは私たちにとって身近なものになった。

SNSを利用すれば、普段では出会えないような人物とのコミュニケーションも可能だし、自分のこうゆうの幅が大きく広がっていく。これから先の時代も、SNSはどんどん進化を続け、私たちの生活をより豊かにしてくれるだろう。

そんな中で、SNSというジャンルに新たな視点で切り込む一人の起業家がいる。今回、私たちはそんな一人の熱意ある起業家を取材した。

SNSの世界観を変えるサービス『Plaly』

稲尾拓也さんは現在24歳の若手起業家だ。株式会社Plalyを創業し、社名にもなっているSNSアプリ「Plaly(プレイリー)」を開発している。「Plaly」はこれまでのSNSにない斬新な発想で新しいSNS体験を生み出そうとしている。Plalyの特徴を一言で言うならば「24時間で10人と繋がれる」と表現するのが良いだろう。
まずはその特徴について稲尾さんに伺った。

Plalyを利用するとまず10人のユーザーと繋がることができる。ユーザーは全て匿名であり、相手の個人情報は公開されない。私たちは、相手がどんな人物であるかを想像しながらコミュニケーションをとることができる。あとは他のSNSと同様にチャットを中心にやりとししていけば良い。だが、Plalyで繋がった10人のユーザーとやりとりできる時間は、24時間に限られている。
なんと、繋がってから24時間が経過すると、その繋がりが自動的に解除されるのだ。

「せっかく繋がって仲良くなれたのに、たった24時間で消えてしまうなんてもったいない!」と思うだろうか?

この斬新な仕組みには一つの狙いがある。匿名性のSNSは世の中に複数あるが、匿名SNSに悪いイメージを持っている人も多いだろう。匿名SNSは名前を公開していないからこそ、自分の言いたいことを物怖じせずに発言することができるというメリットがある。

だがその反面、“誹謗中傷”が多いのも事実だ。それが原因で匿名SNSに悪いイメージを持つ方もいるはずだ。2020年には誹謗中傷が原因で自ら命を絶った芸能人のニュースが流れ、日本全体が匿名性SNSの誹謗中傷の深刻さを知ることとなった。匿名SNS「Plaly」を開発する稲尾さん自身もその危険性・リスクを懸念しており、それを無くすために生み出したのがこの“24時間で繋がりが解消される”という機能だった。

SNS利用者の中には少なからず誹謗中傷をしてしまう人が紛れ込んでいる。仮に、誹謗中傷をするようなユーザーと繋がってしまったとしても、24時間で繋がりが解除されるからその後もずっと被害に会うようなことはない。さらに、匿名であるからこそ個人を特定された上での誹謗中傷も防止できるし、犯罪に巻き込まれるリスクも排除できる。

さらに、この機能はユーザーに新たなSNS体験を与えることも期待できる。繋がりが一定の時間に限られるからこそ、ユーザーはその時間の中でより良いコミュニケーションをしようとするだろう。それはちょうど、明日には帰宅してしまう旅行の最終日に、気の合う仲間に出会った時のように、その“刹那”を何よりも大事にしようとする。

従来のSNSは繋がりがほとんど永続的に維持されるから、「まあ、明日話せばいいか」といった具合に、毎日のコミュニケーションはてきとうになりがちだ。だがこのPlalyでは、やりとりこそラフであれ、24時間という制限時間を、どのユーザーも大切に思いながらやりとりをする。この「刹那を楽しむ」という体験が、他のSNSとは全く違う体験をユーザーにもたらしている。

アプリは今年1月の前半にリリース予定だ。
読者の皆さんにはぜひ、リリースされたアプリを手に取ってその新しいSNS体験を楽しんでいただきたい。

SNSと触れ合っていた子供時代、そして現代SNSへの違和感

さて、そんなPlalyだが、そもそも稲尾さんはなぜこの開発に踏み切ったのだろうか。稲尾さんとSNSの付き合いは私たちが想像していたよりもはるかに長く、深かった。

驚くことに、稲尾さんは今から18年前、彼が5歳の頃からSNSを利用していたのだという。当時は当然ながらスマートフォンなんてものもなく、SNSが利用できるデバイスといえばパソコンくらいだった。確かにその時代、他のユーザーとコミュニケーションを取れるSNSのようなサービスは存在していた。だがもちろん、現代ほど一般的ではなく、パソコンを持っている一部の大人が利用している程度のものだった。

稲尾さんは当時5歳の時、家にあったパソコンでSNSを利用していた。そして、7歳の頃には自分のパソコンを手に入れてSNSにのめり込んでいたそうだ。というのも、もともと親の仕事の関係で家には何台かのパソコンがあり、稲尾さんがあまりにパソコンにのめり込むので、ご両親が稲尾さんに新しいパソコンを買ってくれたそうだ。筆者も稲尾さんとそれほど歳の変わらない大人だが、筆者がSNSに初めて触れたのは大学生の時。稲尾さんはそれよりも10年以上前からSNSに触れていたというのだから驚きだ。

稲尾さんは当時からSNSの持つ魅力・可能性に惹かれていた。5歳の時には20歳近くも年齢の離れたユーザーとコミュニケーションをとっており、普段では触れ合うことの無いような大人達とコミュニケーションが取れる体験に心を踊らせていた。世界中、どんな人ともやりとりができる。そんな体験を提供し、自分の繋がりの幅を広げてくれるSNS。稲尾さんは子供の時からその魅力に惹かれていたのだ。

その後、大学生の時にファッション系のSNS、小説の共有サービスの立ち上げに挑戦。これらの挑戦は失敗に終わったが、その後、株式会社Plalyを立ち上げてSNSの開発に挑戦している。

小さな頃から利用してきたSNSだったが、稲尾さんは現代のSNSにある違和感を感じていた。SNSには大きく分けて2種類あり、一つが個人名を公開してやりとりを行う「実名SNS」、そしてもう一つが実名を公開しない「匿名SNS」だ。最近のSNSを見てみると、実名SNSでは個人間のやりとりではなくインフルエンサーの影響力の方が重要視されてしまっており、どのSNSもインフルエンサーに利用してもらうことを第1に動いているような節がある。だからこそユーザーが使いやすい機能、本質的なコミュニケーションの部分に重点が置かれていないのだという。逆に、匿名SNSで問題視されるのは、やはり誹謗中傷だ。昔から利用してきたSNSだからこそ、本当に良いSNSサービスを作り上げたい。そんな想いが、稲尾さんの心の中に巻き起こり、全く新しいSNS体験を提供する「Plaly」を生み出した。

これからのPlalyが目指すもの

現在開発中のPlalyは今年1月の前半にリリース予定。リリース後は皆さんもお手持ちのスマートフォンにインストールできるようになるから、ぜひ新しいSNS体験を試してみてほしい。

稲尾さんはリリース後1年半で50~100万ユーザーの獲得を目指しているという。この斬新なSNSが今のSNS業界に切り込んでいくところを想像すると、私たちはワクワクしてしまう。Plalyのリリースは、コミュニケーションの手法がある種固定化されてしまっている現代のSNS業界に、一石を投じることになるのではないだろうか。

稲尾さんは現在Plalyの開発に尽力しているが、実はこれ以外にも様々なサービスのアイディア持っているようだ。その一端を語って頂いたが、どれも話を聞いていてワクワクするようなものばかりだった。まずは直近に控えたPlalyのリリース、そしてユーザーの獲得に注力することになるだろうが、数年後には別の事業に挑戦していることだろう。

あくなき探究心と好奇心、そして斬新な視点を持った若き起業家。その今後の動きに注目していきたい。

明日のSNS体験を考える

匿名性SNSは便利で気軽なSNS体験を提供してくれるが、やはり、頻発する誹謗中傷の問題に心が重くなる。誹謗中傷をどのように無くすか。これは一朝一夕で解決するような問題ではないが、稲尾さんが仕掛ける“24時間で繋がりが解消される”というアイディアもその解決策の一つになり得るのでは無いだろうか。私たちはこれから様々なアイディアを出し合いながら、誹謗中傷をどうやって無くすのか、その手法を見つけ出していかなければならない。

今回稲尾さんの話を聞いて、「Plaly」のアイディアが斬新で、これまでのSNSに無かった体験を打ち出しているように感じた。この新たなSNSが今存在しているSNSとは違ったコミュニケーションの体験を生み出すことに期待したい。

私たちが取材を通してPlalyのアイディアを聞く中で考えたのは、“24時間という制約がコミュニケーションをどのように変えるのか”ということだった。これまでのSNSは知人もしくは知らない人と繋がって、そこから自分の交友関係を広めていくのが目的だった。だが、このPlalyは一味違う。繋がりが24時間で消えるという制約、これが僕たちのコミュニケーションをより濃密に、意味あるものに変えてくれるような気がしている。刹那のような時間の中で、私たちはどんなことを語り、どんなことを考えるのだろうか。そんなことを考えた。

それを体感するためにも、1月前半のリリースが待ち遠しい。

稲尾さんのnote
https://note.com/19970102/n/nb6fcc379c76a

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