世の中から“関係ない”を無くしたい。WORLD FESTIVAL Inc.が目指す世界。

世の中から“関係ない”を無くしたい

それがWORLD FESTIVAL Inc.の目的だ。

私たちは無意識のうちに世の中で起こっている様々なことを「自分事」かそうでないかを判断して、自分に関係のないものを意識しなくなっている。この行動・意識こそが、あらゆる問題を生み出す根源になっていることに、私たちは気付いていない。

WORLD FESTIVAL Inc.はエンターテイメントを通して世の中の“関係ない”という意識を無くすことを目的としている企業だ。本日は代表取締役の近藤 祐希 さんにWORLD FESTIVAL Inc.が行っている事業や目指す社会の姿についてお話を伺った。

「世の中から“関係ない”を無くす」ための取り組みとして、WORLD FESTIVAL Inc.が行っている事業について教えていただけますか?

私たちが行っている活動は大きく分けて3つです。“FILM & MUSIC & DESIGN”の事業では、国内外のNPO,NGOのプロモーション・ブランディングの映像、音楽、デザインの作成を通して、彼らが挑んでいる社会の課題が何かを世の中に分かりやすく伝える事業です。私たちはこれを若い人たちが社会にどのような問題があるかを知るためのツールに、NPO,NGOにとっては自分たちの持っている複雑な背景を説明するツールにしたいと考えています。一方で、映像というツールだけでは体感できないこともあります。そこで、子供・若者たちが世界に直接繋がり、それぞれの視野や可能性、選択性を広げることができるようなイベントを行っています。これが“FESTIVAL”の事業で、日本の縁日のように楽しく気軽に参加できるように工夫をしています。さらに、そこで学んだことを実践的に使えるような場として“LABEL”という事業を行っています。これは子供達の才能、可能性を発掘して音楽・写真・映像・アート・プロダクトを商品化して販売する活動です。私たちは彼らが作った作品を商品化できるようにクオリティを上げるサポートをし、販売を行っています。さらに、ここで制作された商品は誰もがアレンジを加えたり、それを基に新たな商品を作って売ることができます。自分が作ったものの大本が現地の子供たちが作った作品であれば、それが「自分事」になって「関係ない」が無くなっていくのです。

現地の子供たちにとって自分たちの作品が姿を変えて広がっていくのは、忘れられない経験になりますね。さて、「世の中から“関係ない”を無くす」という目的について、なぜこのような目的を設定したのか、その背景にある考えを詳しくお聞かせ願えますか?

私は「関係ない」という思いが無くなれば、環境問題や貧困問題、その他あらゆる社会問題が無くなると思っています。それらの問題は「関係ない」と思っている人が多いから起こっているのです。よく、すべての問題を自分事にするというのは難しいと言われますが、もう少し考え方をシンプルにすれば可能だと思います。例えば、外国で地震が起こったとしますね。そういう時、日本に対しての被害が無いということが分かると、急にそれは「自分事」ではなくなって関係なくなってしまうんです。でも、もしその国に友達がいたり、一度行ったことがあるならば、日本のどこかの県で地震が起こった時と同じように感じられるのです。そういった感覚の人が増えれば戦争も起こらないのではないかと思っています。

あらゆる社会問題の原因になっているのが格差の問題です。ヒエラルキーのようなものが出来上がって、立場が上の人と下の人の間の差が開いていくと、お互いを理解しようとしなくなる。お互いが「関係ない」と思っている状況ですね。このような状況では当然、貧困問題も起こってくるし、自分事ではないのでそれを解決しようとしなくなってしまうんです。もっと悪い状況は「知ろうとしない」状況です。この状況ではお互いの事を知ろうとしないので、双方にどのような問題が存在しているか理解できていません。これでは当然、問題を解決することはできません。このような状況を解決するには「関係ない」という思いを無くしていくことが重要であると考えています。

社会問題が生じ、それが解決しない原因は「関係ない」という意識が存在することなのかもしれません。では最後に、WORLD FESTIVAL Inc.が活動を進めていく上で重要視している考えについて教えていただけますか?

私は「余白を作ること」を重要視しています。例えば“FESTIVAL”の事業では、私たちは場と機会を提供するだけで参加した子供・若者たちに何かを強いることはありません。それぞれがその場で自分の視野や可能性を広げることができれば良いのです。強制することはなく、その場で何を学んでも良いという余白を作ることで彼らが主体的に行動できるように工夫しています。

教育的な観点から見ると国際協力などでは、現地でイベントを行った際に継続的にそのイベントが行われることを重要視しますが、私は必ずしもそうではないと思っています。継続することには実は本質は無いのです。私は、現地で行った活動を基に彼らが自分なりのフィルターで見て、咀嚼して、それぞれのやり方でアウトプットすることに本質があるのだと考えています。だから私たちは彼らにとってその瞬間をどれだけ濃くできるか、どれだけ世界を広げることができるかということを重視して活動しています。

最終的に私が目指しているのは子供たちに「この世の中に生まれてきてよかった」と感じる瞬間を多く作ることです。「関係ない」を無くすことの本質もそこにあるのだと考えています。

今回のインタビューを通して「関係ない」という意識が、私たちの生活の中で当たり前のように定着していることの危うさを感じた。「関係ない」を無くして社会の問題を共通のものとするWORLD FESTIVAL Inc.の活動に今後も注目していきたい。

ホームページ:WORLD FESTIVAL Inc.
http://worldfestivalinc.com

facebook:WORLD FESTIVAL Inc.
https://www.facebook.com/WORLD-FESTIVAL-Inc-1073884399296905/?fref=ts

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