本日は「東大みかん愛好会」代表、Horinishi Kengoさん、鈴木滉大さんにお話を伺った。「東大みかん愛好会」はみかんを多くの人に知って、食べてもらうためにプロモーション活動などを行っている学生団体だ。
学生団体としての規模は大きく、様々な活動に挑戦している熱意あふれる団体だ。写真左が現在代表のHorinishi Kengoさん、右が団体所属の2年生鈴木滉大さんだ。本日鈴木さんはみかん愛好会が作成したパーカーを着てインタビューに応じてくださった。
みかん愛好会には現在多くのメンバーが所属し活動の幅も広がっていますが、そもそもなぜみかん愛好会を立ち上げようと思ったのでしょうか?

Horinishi:現在自分は3代目の代表ですが、初代の創設者はみかんの消費量が年々減少していることを問題視し、それを改善するためにこの団体を立ち上げて活動を開始しました。そもそも創設者は大のみかん好きだったので、みかんの良さを多くの人に知ってもらうためにもそのPR活動は重要でした。それから、団体に入る学生も単純に「みかんが好き」という理由で入ってくれるので、自分が代表としてマネジメントを行っている、というよりは学生に主体的にイベントの企画などをしてもらっています。
鈴木:私も自ら愛媛の「ふるさとワーキングホリデー」に参加してみかんの収穫から果実の洗浄を手伝いました。また、小田原市農業まつりでは農家の方に直接お会いしてインタビューした内容を、パネルにしてまとめて発表しました。このように、自分たちで自由に企画を提案して運営することができるのがこの団体の魅力です。メンバーが自由に活動できる環境だからこそ、幅広い活動が可能になり、多くの人が団体に協力してくれるのだと思います。
なるほど、ここまで学生団体として規模が拡大した要因は学生の主体的な活動にあるようですね。では今後、この団体の活動を通して目指すものについてお聞かせ願えますか?
Horinishi:所属している学生は様々な思いを持って活動をしているので、団体として一つのまとまった意思を持って行動している、というわけではありません。みかんの生産者が持続的に生産を続けられるようにサポートしたいという人もいれば、地元の特産品をPRしたいという人もいます。しかし、大多数の学生が「みかんが好き」という、その気持ちで行動をしています。だからこそ、多くの人を巻き込んで活動ができているし、学生に企画立案を任せても主体的に行動してくれるのだと思います。ここまでみんなを動かすことができるのも、みかんが持つ力なのではないでしょうか。今後もメンバーの自由な発想を大切にして、みかんのPRを続けていたいと思っています。
鈴木:自分は多くの人がみかんを食べるようになってほしいと思っています。みかんはそれぞれ種類によって味が全然違います。例えば、湘南ゴールドという品種のみかんはレモンのような黄色い皮に包まれているのですが、見た目に反して酸味は少なく甘いです。そして、みかんは皮を向けば取り分けてみんなで食べることができる果物です。現在ではみかんを耐える習慣があまりなくなっているので、みんなで様々な種類のみかんをシェアし合って食べるようになって、みかんを食べる習慣が復活すればいいなと思っています。
ありがとうございました。
団体のメンバー全員が「みかんが好き」という気持ちで参加しているからこそ、それぞれが企画案を出したり、運営を担ったり主体的に行動できるのだと分かった。代表などの肩書きこそあれど、組織としてではなく同じ意志を持つ学生の集合体という印象が強かった。東大みかん愛好会は5月20日(土)21日(日)に東京大学本郷キャンパスで開催される五月祭で出展をするそうなので、興味があれば是非みかんを堪能しに行っていただきたい。今後も東大みかん愛好会の活躍に期待したい。
東大みかん愛好会facebook:https://www.facebook.com/micanclub.uticu/
東大みかん愛好会Webサイト:https://mikanclubuticu.wixsite.com/mikanclub

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